キャッシュフローコーチ®とは、経営コンサルタントの和仁達也先生が創設した職業です。

どんなことをするのかと言うと、和仁先生が代表理事を務める、一般社団法人日本キャッシュフローコーチ協会ではこんな風に説明しています。

主に次の3つの役割を担います。

キャッシュフローコーチ®のミッションは以下の通りです。

具体的には、
・ビジョナリープラン(ミッション、ビジョン、組織共通の価値観)の策定
・1年スパンのキャッシュフロー計画表の策定と運用
・会議ファシリテーションや社員向けのお金の勉強会をクライアント企業の課題に合わせて柔軟に行っています。

キャッシュフローコーチ®の活用で経営者が得ることのできる成果は以下の3点です。

一つずつご説明します。

1年間の経営活動にともなうお金の流れを、
1枚のシートで俯瞰できる「キャッシュフロー計画表」を策定します。

はじめの3か月間でこれを作った後は、経営の舵取りはこれ1枚でOK!社長はもはや、小難しく何枚にもわたる決算書や試算表を読む必要がなくなります。

なぜなら、これ1枚の中に経営の意思決定に必要な情報がすべて盛り込まれているからです。

そのあとは月に1回、顧問税理士がつくってくれた試算表をキャッシュフローコーチにメールするだけ。

月1回のコーチとの面談では、その数値目標の達成状況を確認しつつ、日常の経営課題、とりわけその時点での「お困りごとトップ3」についてコーチングを行います。
つまり、社長は月に1回、キャッシュフローコーチと会った日だけお金のことを考えて、残りの29日間は、お金の悩みから解放されて本業に専念できるのです。

決算書や試算表の見方がよくわからない場合、
自社のお金の流れが十分には把握しにくいです。そうなると

・この設備投資をするべきなのかどうか。
・スタッフを新規採用していいのかどうか。
・いくらまで借入すべきなのか。

などの経営判断に確信が持てなくなってしまいます。

ところが実は、社長が知っているべき経営数字は限られています。決算書や試算表を隅から隅まで読めなくても問題はないのです。

社長が知る必要がある経営数字とは「経営判断に使える」お金の話です。会計的にはたった2割の知識で、会社の経営上の意思決定に必要な8割については、会計の専門家に頼らなくても、自らが主導権をもって意思決定をすることができるのです。

キャッシュフローコーチは、決算書や試算表などのわかりにくい資料ではなく視覚的でわかりやすい「お金のブロックパズル」を使って、会社のお金の流れを「見える化」し、社長が会社の数字の全体像を俯瞰する手助けをします。

また「キャッシュフロー計画表」の策定を通じて、自社の経営数字の年間の見通しを立てます。

年間計画の見通しが立てた以降は、毎月、計画と実績の差異を検証し計画性のある経営の推進と、根拠ある経営上の意思決定を手助けします。

さらに、キャッシュフローコーチは「単に数字を分析する」専門家ではなく、「経営数字を意思決定のツールとして使う手助けする」専門家です。

そのためには、経営者が目指すビジョンを言語化したり、その実現のためのはじめの一歩を具体化する手助けもします。

今までやりたかったことが進まなかったのは、もしかすると、「重要だけど緊急ではない」ことに時間を割けずにいたからではないでしょうか。

しかし、キャッシュフローコーチとの毎月の面談が習慣化すれば、そんな先送り癖もオサラバです。

キャッシュフローコーチと向き合う時間は、実は経営者が自分と向き合う時間でもあるのです。

人はやはり緊急なことに目が行きがちです。緊急なことに手を取られるあまり本当に考えなければならない課題にいつまでも着手できないことはよくあります。

キャッシュフローコーチとの面談タイムは、重要だけれども緊急ではないことに向き合う“クオリティタイム”です。

月に一回、この“クオリティタイム”を取れるか取れないかで、経営は大きく変わってくるのです。

キャッシュフローコーチは、この“クオリティタイム”において、その時々の「お困りごと」を経営者が突きつめて考える対話役を務めます。

一人で経営課題について考えつづけることは苦しいものです。

キャッシュフローコーチが対話役を務め、着眼点や考えの切り口を提示することで経営者お一人で考えるよりも、早くに納得できる解を見出すことができます。

なお、重要だけれども緊急ではないこととしては、たとえば、中長期的なビジョン策定などがあります。

日本キャッシュフローコーチ協会では、「ビジョナリープラン」と呼んでいます。会社が中長期的にどのような地点を目指しており、また、どのような価値基準で経営していくかが「ビジョナリープラン」です。

「ビジョナリープラン」が明確であると、経営上の意思決定にも迷いがなくなります。

また、社員が共感できる「ビジョナリープラン」は社内の価値判断基準、行動基準にもなります。

社長と社員では、立場が異なります。雇う側と雇われる側。給料を払う側と受け取る側。仕事を指示する側と受ける側。

その立場の違いから、日頃から頭の中を占める情報量は全く異なり、それが「ウチの社員はこんなに大変な状況なのに、ノホホンとして!」という社員への不満、

「ウチの社長は、顔を見れば数字のことばかり。
どうせ頑張っても給料は変わらないくせに」
という社長への不満につながっています。

経営者が、お金や数字のことを言い過ぎると、「社長は数字のことばかりで、わたしたちの仕事ぶりや中身はちっとも見てくれていない」と社員は感じてしまうのです。

しかし、実態はそうではありません。経営者は俯瞰した目線で、ちゃんと一人ひとりの仕事ぶりをよく見ているものです。

実際、社員30人以下の中小企業のボーナス査定は社長が鉛筆舐め舐めで感覚的に判断しているケースが多いのですが、その大半は実態をよく捉えています。

そこで、キャッシュフローコーチが社長に代わって、社員が知っておいてほしいお金の知識、
たとえば
「給料やボーナスはどこから支払われるのか?」
「そもそも、なぜ利益は必要なのか?」
「ウチの会社の財務状態は、今どのくらいの水準で、どこを目指しているのか?」などを、社員向けのお金の勉強会でレクチャーします。

このような話は、第三者の専門家が話すことで、社員にわかりやすく理解されるだけでなく、感情的な納得感も得られます。

 

「社員向けのお金の勉強会」では

・自分の給料はどこから支払われているのか。
・どのようながんばり方をすれば報われるのか。
・会社にとってなぜ利益が重要なのか。

など、会社のお金の流れと社員の給与の関係を分かりやすくレクチャーします。

社長が直接は社員に伝えにくいお金の話を、キャッシュフローコーチが専門家として第三者的に話すことで、社員の納得感は高まります。

また、結果として、経営数字とその重要性についての社員の理解が進み、お金に関する社員の意識を社長に近づけることができます。

また、必要に応じて、キャッシュフローコーチが社員との個別面談を行ったり、会議の司会進行役を務めることもあります。

キャッシュフローコーチは「お金のブロックパズル」や「キャッシュフロー計画表」で社長が「お金の流れが漠然としていること」に関して抱くストレスを軽減する手助けをすると同時に、経営の状況や、経営目標の達成が会社にとってどんな意味があるのかを社員に伝えることによって、社長が社員に対して抱くストレスを軽減する手助けもします。

キャッシュフローコーチの役割は、社長の「お金」と「人」へのストレスを軽減し、「キャッシュフロー経営の実践」を支援することなのです。

キャッシュフローコーチができることと、できないことについてご説明します

・クライアントの頭の中で漠然としたビジョンやお金の流れを明快に言語化・数字化する手助けをする。

・クライアントが納得の意思決定ができるよう、選択肢を増やし、根拠づけをする。(設備投資の可否、賞与額をいくらにするか、借入の上限設定、根拠のある売上目標の設定、etc)

・社長が言っても伝わりにくいお金の話を社長に代わって専門家目線で社員にレクチャーする。(給料やボーナスはどこから支払われているか、利益はなぜ必要かなど)

 

・クライアントに代わって、ビジョンを考え、数値目標を決定する。
・社長に代わって、クライアント企業のビジネス上の意思決定をする。
・会社に常駐して継続的に社員教育をしたり、定期的に社員面談をする。

社員面談については、キャッシュフローコーチの枠を超えて、別途ご相談に乗る場合があります。

キャッシュフローコーチは特にこんなことにお困りの企業、経営者の役に立ちます。

・お金の流れが見えない。「ドンブリ経営」であることにストレスを感じる。
・利益は出ているのに、なぜか手元にお金が残らない。
・税理士事務所からの会計報告は、数字の羅列でわかりにくいと感じる。
・売上増加に伴い、お金の出入りが大きくなっている。
今後資金ショートするようなことがないか不安を感じる。

 

・設備投資の意思決定について、これでいいかどうか確信が持てない。
・スタッフの増強を図りたいが、固定費負担が増えることに不安感がある。
・銀行から借入を勧められるが、本当に借りていいのかどうか不安感がある。

 

・何度言っても、社長の考えが社員に伝わっていないと感じる。
・社員の目標売上やコスト低減に対する意識が低いと感じる。